工場は夏暑くて冬寒いのか。新しい工場と古い工場で天と地の差
答えは「工場による」です。逃げているように聞こえるかもしれませんが、本当にそうなんです。私の職場は空調が効いていて24度設定。一方で、同じ会社の古い工場に行くとサウナかと言いたくなります。
私は1989年に自動車部品メーカーへ入社し、試作課に35年います。建て替え前の暑さも、建て替え後の快適さも、両方を体験してきました。
私の職場は空調24度。ただし新しい工場だから
まず今の私の職場から書きます。工場全体に空調が効いていて、24度設定です。
ただし正直に言うと、快適ではありません。体を動かす仕事なので、24度でも汗はかきます。それでも耐えられる暑さではあります。倒れそうになるようなことはありません。
なぜこうなっているかというと、私のいる工場が比較的新しいからです。建物が新しいと、最初から全体空調が入っています。ここが分かれ目です。
古い工場に行くと、サウナかと言いたくなる
同じ会社の中に、古い工場も残っています。用事があって行くことがありますが、正直やばいです。
建物全体に空調が入っていないので、昔のままスポットクーラーで凌いでいます。クーラーの近くはまだ過ごせます。でも、そこから少し外れると灼熱です。
これが同じ会社の中で起きていることです。会社名だけでは、どんな環境で働くことになるか分かりません。建物が新しいか古いか。そこで天と地の差がつきます。
同じ建物の中でも、暑い場所と時間がある
空調のある工場でも、場所によって差があります。私が暑いと感じるのはこの2つです。
- 送風が当たらない場所
- 設備の近く(機械そのものが熱を出します)
時間帯では、昼過ぎが一番きついです。外気温が上がりきる時間で、建物全体が温まってくる。15時の休憩がありがたく感じるのは、この時間帯です。
会社が出してくれるもの
暑さ対策として会社が用意しているものを書きます。ここも場所によって違います。
- スポットクーラー・扇風機:場所によって置いてあります
- ウォーターサーバー・塩タブレット:ラインにはあります(試作にはありません)
ラインのほうが手厚いのは、同じ場所で作業を続けるからだと思います。試作は自由に動けるので、自分で飲み物を職場に置いておく形です。私がやっている対策も、それくらいです。
ちなみに職場で熱中症になった人は、私は見たことがありません。暑いことは暑いですが、倒れる人が出るような環境ではない、ということです。
冬は、夏ほどきつくない
冬の話も書きます。結論から言うと、冬より夏のほうがきついです。
冬は工場全体に温風が出るので、そこそこ暖かくなります。場所によっては赤外線ヒーターも置いてあります。
「設備が熱を出すから冬は暖かいのでは」と思うかもしれませんが、設備のおかげで暖かいと感じたことはありません。夏は暑さの原因になるのに、冬は助けてくれない。そういうものです。
私がやっている冬の対策は、冬用のタイツと、ヒートテックのような下着くらいです。それで足ります。夏に比べれば、対策は簡単です。
昔は汗を垂らしながら働いていた
ここは大きく変わったところです。私が入社したころの工場は、本当に暑かった。
当時の建物は古く、全体空調はありませんでした。あったのはスポットクーラーだけ。汗を垂らしながら働いていました。
それが工場の建て替えで一変しました。全体に空調が効き、場所によってはスポットクーラーまである。ウォーターサーバーや塩タブレットも今はあります。この30年で、確実に良くなりました。
ただし、それは建て替えられた工場の話です。古い工場は今もそのまま残っています。同じ会社の中で、30年前の環境と今の環境が同時に存在している。それが実際のところです。
求人票では分からない。見学で確かめるしかない
ここまで読んで分かるとおり、工場の暑さ寒さは、工場ごと・現場ごとにかなり違います。同じ会社でも建物が違えば別世界です。
そして求人票には書かれません。「空調完備」と書いてあっても、それが自分の配属される建物の話かどうかは分かりません。
だから確かめる方法は一つです。工場見学に行くこと。ただし見学で案内されるのは、たいてい一番新しくてきれいな建物です。だから見学中に、こう聞いてみてください。
「この建物は建ってどれくらいですか」「他の建物も同じように空調が入っていますか」。
建物の年数は、暑さ寒さに直結します。答え方で、だいたい見当がつくはずです。夏に見学に行けるなら、それが一番確実です。